ソフトバンク現実味帯びる8年ぶりBクラス 自力CS消滅、負けていてもモイネロ投入で致命的失点

2021年10月06日

 ◇ソフトバンク0-5楽天(6日・ペイペイドーム)

 3位楽天を3ゲーム差で追いかけていたソフトバンクは直接対決2連戦で1分け1敗に終わり、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅した。

 自身3年ぶりの10勝目がかかっていた先発マルティネスは初回、打点リーグトップの島内にフルカウントから右前打を浴び先制点を献上。2回以降は立ち直り3回には3者連続三振も奪ったが、7回2死からの3連打で2点を奪われ降板した。7回途中11奪三振で3失点、16試合連続クオリティスタート(QS=6回以上を投げて3失点以下)を達成したが、新天地で初の2桁勝利はお預けとなった。

 8回は3点ビハインドながらセットアッパーのモイネロを投入。諦めない姿勢を見せるも1死も取れないまま追加点を奪われてイニング途中で降板した。救援した田中も犠飛で失点し、この回は2投手で致命的な2点を失った。

 打線は最後までスコアを動かせず今季12度目の完封負け。チームは1分けを挟んで5連敗となった。残り14試合で楽天とは4ゲーム差、直接対決が4試合あるとはいえ、工藤監督就任7年目で初となる2013年以来のBクラスが現実味を帯びてきた。

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