ソフトバンク長谷川、引退発表後もいつも通り練習 若手にエール「もっとギラギラして」

2021年10月08日

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 ソフトバンクは8日、長谷川勇也外野手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。9日にペイペイドーム内で会見に臨む。

 専大から大学・社会人ドラフト5位で2007年にソフトバンクへ入団し、2年目にプロ初出場、3年目の09年に初めて規定打席をクリア、13年に打率3割4分1厘、198安打で首位打者と最多安打のタイトルを獲得。全イニング出場しての首位打者は史上5人目の快挙だった。シーズン198安打は現在も破られていない球団記録。14年終盤に右足首を痛めて以降はけがに苦しみ徐々に出場機会が減っていた。

 昨年オフは、17年に取得していた海外フリーエージェント(FA)権を行使して国内他球団へ移籍することも検討したが、迷った末に「やっぱり福岡が好きだというのが大きかった」と残留を決断。迎えた15年目の今季は主に代打の切り札として存在感を発揮した。8月24日の西武戦(メットライフドーム)で中前打を放ったのを最後に犠飛や四球も含め14打席連続無安打。10月2日に出場選手登録を抹消されていた。

 8日は福岡県筑後市のファーム施設での練習前に2、3軍選手やスタッフから花束を受け取り、選手たちに挨拶。「もっとギラギラしてやってほしい。今は1軍のチーム状況が良くない。絶対のチャンスだと思ってギラギラしてやらないと。奪えそうなチャンスはたくさんある。そうすれば日々の取り組みも中身の濃い内容になると思う。15年間、ありがとうございました」とエールを送った後、いつもと変わらない姿で練習に取り組んだ。今後も練習は続ける意向という。

 ここまでの通算成績は1232試合で1108安打、打率2割8分8厘、76本塁打、434打点。8日オンエアの「ももスポ」では、16、17年に選手会長を務め、ユニホームを破きながらのヘッドスライディング、チームを救う好守など数々の熱いプレーを見せ続けた打撃職人のあゆみを伝えた。

 (TNC「ももスポ」8日オンエア・YouTube「ももスポチャンネル」より/リポート=吉川貴司、取材=仲村信太郎)

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